昔ながらの日本家屋に興味があるので、ここの京都の美山の里には
以前から行って見たいと思っていました。
電車で行くにはかなりバスを乗り継いだりで、不便なので、父に
乗せていってもらうことに。 丁度、京都と若狭の間にあるので、
京都市内からは2時間程かかりました。
ここは、江戸時代から伝わる茅葺屋根の家の集落がまだ
残っている事で有名です。最近名前が知られて来たようですが、
かなり小さい集落で、1時間もすれば全て回れてしまうような
所でした。
上の写真は、美山の里の中心。蕎麦が有名で、蕎麦の花が
丁度花盛り。蕎麦の花畑が一面に広がっていました。
地味だけど、可憐な蕎麦の花。
茅葺屋根の家も素敵だったのですが、一番心が引かれたのが、
一つ一つの家の前にある、お庭。さといも、ねぎ、など小さな
いわゆるキッチンガーデンに、いろんなお花が植えられている
お庭が多くて、その素朴さがなんともいえず可愛らしかったです。
小道の傍からすぐみえる、軒先。麦とかが干してあったり、薪が置いてあ
ったり。こういう生活がまだあるんだなあ、と思ったりして。
あとおばあちゃんの手作りと思われる、腕カバーが一つ一つ
干してあって、柄が凄く可愛かったです。買って帰りたかったくらい。
帰りはお団子を買って、帰りました。
美山、私と家人は大喜びで、今度は泊まってみたいね、などと
言っていましたが、母は、自分の育った田舎と変わらないので、
全然興味がないと言っていたのが対照的で面白かったです。
日本って、中途半端な田舎だと、変なお城みたいな
ラブホテルが建っていたり、原色の大きな看板があちらこちらに
建っていたりで、中途半端さが残っていたりするのですが、
手付かずの田舎って本当にきれいだと思います。ほんとに。