滞在中、ソウルの中心地にある仁寺洞をふらふらと
しに行きました。
ここは、古くからある韓国の伝統家屋がまだ残っていたり、
狭い路地に色々な韓国情緒のある雰囲気が残っていて
散歩に丁度いいところです。民俗居酒屋も沢山あったり。
丁度、日曜日なので、ソウルっ子も沢山遊びに来ていました。
韓国の伝統食器もいろいろ。
調味料を入れる壷や、チゲを入れるのにぴったりな
食器が売っていたり。
食器屋さんが軒を連ねています。
色合いのきれいな伝統菓子。きれいなお餅の色です。
ひな祭りに食べたかったなー。
のんびり歩いていると、
伝統菓子のお店に、可愛いお菓子のにせものサンプル
がを見つけてあって、あまりの可愛さに思わずパチリ。
さて、仁寺洞に行った目的は、韓国の精進料理を食べたかった
からなのです。 丁度、旅行の中間で、あまりにもヘビーな
ものばかり食べていたので、あっさりしたのをリセットしに
食べに行きたかった、というのが主な理由でもあるのですが。
目的の店、
山村の入り口。
「寺刹(サチャル)食」という、お寺で食べる食事だけあって、
仏像がおいてあったりします。お坊様の団体が、実際
グループで来られたりしていました。
メニューは、ひとつだけ。日本円で約1700円の定食のみ。
(夜は少し高くなります)
黒胡麻のおかゆ、季節の野菜のおひたし、
山菜のナムル、豆腐のチゲ、野菜の天ぷら、ジョンなど。
こんなに食べきれないーって言う位、(現に残しました)
テーブル一杯にお皿が載せられます。
韓国では、食べきれないくらいに料理を出すのが
マナーと聞いた事がありますが、まさしくそのとおりの量。
でも、味付けはかなりシンプル、薄味で、体に
いい新鮮な素材をあっさりめ、といった感じの
料理で、体に優しい感じでした。
最後に出てきた、お米のふわふわのお菓子と、
韓国のハーブティ。
店の外にあった、クレソンの鉢と、ハングルで沢山
書いてある瓶。
吹き抜けになっているのに、お店の中はオンドルで、
床がほかほか、ゆっくり2時間くらい食事を楽しむ
事が出来ました。次回もまた機会があれば、行きたい店
のひとつです。
その後、帰りに、
耕仁美術館・伝統茶院
で、お茶して帰りました。 昔、両親とソウルに行ったときに、
ここを通って入ってみたかったのですが、ガイドさんもいたので
入れなかったのです。
ギャラリーも併設されていて、ソウルの喧騒からちょっと
離れた感じでくつろぐ事が出来ました。
そこで飲んだ、五味子茶。五味子という薬草の実の
お茶で、ちょっと酸味があります。
松の実を、ちょっとお茶の上にパラっと振って飾るのが、
韓国流。
他、仁寺洞には気になる伝統茶屋がまだいろいろあるので、
いつか機会があれば、今回行った山村と同様に、
また訪れて見たいと思います。